五月技量審査場所@両国国技館

父が千秋楽前日の技量審査場所を観戦してきました。(概要はこちら→http://www.sumo.or.jp/kyokai/goannai/0039/1105basho_gaiyo.html

番附編成を行うための技量審査という位置付けで、興行としての場所ではないんだそうです。なので、番附表ではなく本日の取組表です。それに観戦時のお酒もご遠慮くださいとのことでした。

こちらは白鵬の土俵入り。ぶれていますがやはり臨場感が違いますね。

幕内ながらマイナーな北大樹(きたたいき)の、土俵に上がって勝負に入るまでの鶴が舞うような美しい所作、言ってみれば歌舞伎役者が手の指から足のつま先まで、全神経を使って見栄を張ったような感じ、それに、呼び出しのヒデオとジロウの土俵上の所作に日本の美を感じたようです。ちなみにヒデオとジロウは土俵を箒で掃く人。土俵際の指がついたとかつかないとかを見間違えないようにきれいに掃きます。その間は行司も力士も誰も土俵上で動くことができません。立行司副立行司が「勝負に差し違えがあったら切腹する」という意味で短剣をさしているくらい誇り高い役割だということは知っていましたが、箒の人も結構誇り高いんですね。

現場で見るとやはり感動する相撲ですが、残念ながら不祥事などで騒がれていますね。相撲は国技。力士や関係者には高い意識と誇りを持って相撲に接してほしいです。そして誰もが相撲を心から応援できるようになることを願います。

千代大海をはじめ直近の名力士が、汗だくで懸命に観戦客の誘導などをし、相撲が再び国技としての誇り、美しさを取り戻そうとする姿勢を目の当たりにし、感動したそうです。


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