贅沢な週末
おいしいかまぼこが食べたい!と思い、今日は小田原の丸う田代(http://www.maruu.com/)にかまぼこを買いに行きました。丸う田代總本店は通称カマボコ通りと呼ばれる、小田原市浜町の通りにあります。
店内には試食コーナーがあり、色々な商品のお味をみることができます。
色々お味を見た結果、こちらの3点をお買い上げ。大漁の年にだけ作られる限定品、イサキかまぼこ、グチを使ったちょっと高級なかまぼこ、春らしいピンク色の君まきです。かまぼこはタラとグチが主な原料ですが、グチの割合が多いほど、高級になるとのこと。一番高いものは3000円近くします。どんなお味がするんでしょう。本日は、3000円のはさすがにやめて、もう少し日常向けのものにしました。
こちらのお店は、小田原街かど博物館(http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/industry/commerce/machihaku-t.html)に指定されている、老舗のお店。興味深い展示があります。
お雛さまも立派です。
かまぼこを買った後は、近くの「籠常」に鰹節を買いに行きました。こちらも街かど博物館に指定されています。
お店の奥には鰹節工場があり、このお店を継ぐ方が毎日鰹節を丹念に仕込んでいます。鰹節はかつおを縦に4つに切って作るそうです。お腹側、背中側それぞれを雄節、雌節と呼び、2つをくっつけるとぴったり合います。夫婦円満。末永く幸せに。ということで、結納の時に鰹節が登場するとのことです。
昭和天皇の御結納の時の献上用鰹節を作っている様子。みんな神主さんみたいな格好をしていますね。
看板おばあちゃま。88歳の元気なおばあちゃまです。昔は鰹節を作っていたとのこと。こちらの鰹節店では、お店を継ぐ方が鰹節を作り、年配の方がお店番をするとのこと。今日は鰹節と宗田節のハーフアンドハーフを買い求めました。
手作りの本物は心が豊かになります。かまぼこも鰹節も決して高くはないのですが、贅沢な気分です。今日のおつまみは丸う田代のカマボコと君まきと、焼き大根と大根の葉っぱ籠常の鰹節添えです。
かまぼこと焼き大根って、なんだか江戸っ子みたいです。