第九の時期になりました。小さなことにも喜びと感謝の気持ちを!

年末といえば第九ですが、私は第九が大好きで一年中聞いています。以前小田原の市民楽団で歌ったことも♪ベートーヴェンは生涯で9つの交響曲を作曲していて、9番目の交響曲が第九です。第九の第一から第三楽章は技巧の極みを尽くしたとても優れた音楽なのだそうです。私が一番好きなのはベタですが、おなじみの第四楽章です。四楽章の冒頭は第一から第三楽章の冒頭のメロディーをチェロが「違う違う!」と打ち消した後、四楽章のメロディーが静かに始まります(4:40あたり)。最初は音の低い大きな弦楽器だけですが、チェロやヴィオラバイオリンに管楽器も加わりついにトゥッティ(=フルオーケストラ)になる様(7:11あたり)は「そうだよね、そうだよね」とみんなが共感して喜びを分かち合うことに賛同しているように聞こえます。

第九といえば大合唱ですね。自分が合唱団に入っていた時は声が出なくて一部口パクだったのであまり偉そうなことは言えませんが、第九の歌って誰でも歌えるからいいんでしょうね。音楽は貴族や一部の人たちのものではなく、みんなが楽しんで分かち合うものなのだとベートーヴェンは考えたんじゃないかなぁなんて勝手に想像しています。合唱の先生はベートーヴェンは性格が悪くて友達が少なかったけど、本当は第九の合唱みたいにみんなで楽しんだり喜んだりしたかったんじゃないかなぁと言っていました。

私が第九の合唱で一番好きなのはこの動画の4:39あたりから始まる、ドッペルフーガ(二重フーガ)の箇所です。2種類のメロディーが4つのパートで合唱されます。オーケストラも2種類のメロディーのフーガです。喜びが次々追ってきて満ち溢れてくるようです。

独唱も素晴らしいですね。

毎日忙しく動き回っていると、幸せや喜び、感謝の気持ちを忘れがちですが去年の暮れと同じように今年も過ごせることってとてもありがたいことですね。最近「今年を振り返る」といったテレビで震災の特集をいくつか目にしましたが、普通にお正月を迎えられることはとてもありがたいことです。

ちなみにこの動画、先ほど見つけたのですが、現代ではもっと演奏テンポが速くてさばさばした感じがはやりみたいです。私が市民楽団として参加した時のDVDと比べると随分ゆっくりです。

一応こちら、私が歌った証拠写真です。ウォーリーを探せ状態ですが^^;

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